事業継承コラム
愛社精神
2015.12.5/ その他
取引先の経営者より「今回長年続けた社員会をやめることにした」と。
聞けば、価値観の普遍的な広がりにより、一つの価値観を会社という立場で奨励する限界を感じたとのこと
企業として従業員に愛社精神を持ってもらうことは経営戦略の一つでもある
そのための工夫はさまざま、
社員旅行、保養所、課外活動、表彰等々、企業側に立てば「当社は従業員にここまでしている!」
とし、採用の際のPRとしている様子も散見できる
ここまではほぼ各社共通項であると思いますが、会社それぞれ異なるのはその費用の出所である
「社員会」とはそういった費用を各従業員から集め、企画を実行する機関であることが多いが、
費用の額をはじめとする会計の部分は経営者の考えに依存しているといって過言ではない
社員の負担の少ない会社、そうでない会社、様々
そして忘れてはならないのは、そういったイベントを心では歓迎していない社員もいるということ
デフレの時代と言われて久しい、町の100円ショップの盛況振りは目を見張る
1,000円の会費を集め、会社負担も合わせ、費用と知恵を捻出するより
100円ショップに行ってもらって社員の好きなものを買える機会を提供する会社の方がよいのかも。。。
と割り切った今回の社長、寂しい気もする、正解などない
が、会社が成長するとはつまりそこに関係する人も増える訳で、様々な考えを持つ人間が集まる
故に最大公倍数も大きくなる、そう考えさせれた出来事でした