事業継承コラム
経営者の功罪
2016.1.25/ その他
とある会社の給与台帳を拝見する機会がありました
一人だけ、明らかにコンプライアンス違反となる支給形態の方がおりました
聞くとその方は社内で一番社歴が長く、社長が最も信頼する方でした
会社は経営者とその従業員により構成されております
現在のような変化の激しい時代においては、その商品、地域、その他取り巻く環境は日々変化しております
係る中、変わらないものの一つに経営者と従業員というこの「関係」があります
年月を重ね、苦楽を共にし、いくら親しくとも、この「関係」は変わらないのです
経営者は「唯一」ですが、従業員は「複数」です
経営者は常に複数にとっての唯一の存在であることを自覚して経営しなければなりません
経営者も従業員も当然「人」ですので、人間的に申せば人情や好き嫌いが存在します、そこは否定しません
人それぞれ個人の事情があるのはわかります、今回も特別な事情とのことでした
が、良かれとしてした行為でも一線を超えればそれは功罪です、それは互いにとっての不幸です