事業継承コラム
失敗から学ぶ -情報管理-
2014.5.25/ 事業継承
M&Aに関する情報管理は慎重に。慎重にし過ぎることはありません
神奈川県にあるメーカーの組込作業を長年続けてきたある企業
オーナーは番頭に後継させるか、M&Aで同業社に譲渡するか検討してきました
悩んだ末にオーナーがとった行動は、一旦両方向進めて検討するとし
外部と内部に話をし、並行して慎重に話を進めてきました
が、とある日、社内後継を打診してきた番頭に
「外部の過去取引のあったA社とも後継の話を進めているのですか」
と詰問されたそうです
番頭は、外部の企業名もピンポイントで言い当てたそうです
オーナーは番頭にうそは言えず、顛末を話したそうです
互いに良い気がしなかったのは言うまでもありません
一旦すべての話を止めることを決断しました
オーナーが年を重ねていく事や、身内が社内にいなければ
事業承継を考えるのはご本人だけではありません
社員もオーナーの一挙手一投足に着目して、アンテナを張っていたようです
これはこの会社だけの話ではありません
該当するオーナー様、ご注意あれ!